目指せイイオンナ。

ずっと好きだった人が居て、春くらいはイイ感じだった。
モタモタしてたら違う人に取られてた。
その人は、私の友達で、私の気持ち知ってる人だったのに、
それまで彼女は違う人と付き合ってたのに、
裏切られたような、そんな気持ちになった。

と言うのは只の責任転嫁で、言い訳に過ぎない、
ことは分かってる。
手を伸ばせば届く距離だったのに、そうしなかったのは
勇気がなかったから。ヘタレだったから。
付き合ってたわけじゃないから、私は恨める立場じゃない。
恋愛は、早いもの勝ち。

知った時は、ああ、そうか、程度で。
予感はあったし、覚悟もしてた、つもり。
でも日が経つにつれて、気が重くなっていって。
何だか気まずくて、それでも何でもない風を装って。
ウソツキ。

入学以来の友達は、このことを最近知ったらしい。
心配してくれて、話聞いてくれて、一緒にご飯食べに行った。
他の人に言えなかった事も、彼女には言えた。
そして、私に言ってくれた言葉。
彼女は自分で思った事を言ったに過ぎない。
けど、今までに無いくらい、気持ちが晴れた。
決して良い言葉ではないし、これで気分が良くなるなんて、
自分は何て醜いのだろうと思うけど。
でも、本当のこと。
私が自分を納得させるには十分。
彼女は分かってて言ってくれたのかな。
でも、そんな事はどうでもいい。

ありがとう。もう大丈夫。
シアワセだよなぁ、と思う。心の底から。
うん。イイオンナになってやる。